“GUCCI” 00’s Bamboo tassel studded platform mules
1921年にフィレンツェで創業し、馬具製造を起点とするクラフツマンシップを受け継ぎながら、時代ごとにそのアーカイブを大胆に再解釈してきたGUCCIより、ブランドを象徴するバンブーをシューズへ落とし込んだ非常にアイコニックなデザインの逸品をご紹介致します。
深みのあるブラウンレザーを主体に、ローファーを思わせるモカシン調のステッチワークと、甲を飾るバンブータッセル、さらにソールを縁取るゴールドトーンのスタッズを組み合わせることで、クラシカルなレザーシューズの意匠を大胆なハイヒールミュールへ再構築しているこちらの逸品。

まず目を惹くのはフロントに配されたバンブーで、レザーストラップをメタルアイレットへ通し、その先に節を残したバンブーパーツと細かなレザータッセルを組み合わせることで、GUCCIが長く受け継いできた素材使いを装飾として印象的に取り入れています。

バンブーは1947年にGUCCIがバッグのハンドルへ採用して以来、ブランドを象徴する重要なコードとして受け継がれてきた素材であり、その歴史的な要素をバッグではなく足元へ転用している点に、このモデルならではの面白さがありますね。
さらに厚みのあるプラットフォームから高く伸びるヒールへ続く立体的なフォルムには、サイドを囲むように半球状のスタッズが連続して施されており、温かみのあるブラウンレザーにメタリックな質感を加えることで、ヴィンテージライクな表情とラグジュアリーらしい華やかさを両立しています。

年代については、同様のブラウンレザー、ウッド調ヒール、ゴールドスタッズ、バンブータッセルを組み合わせた仕様がGUCCIのResort 2007期に確認されており、当時Frida Giannini自身もバンブータッセルを同コレクションの重要なディテールとして挙げていることから、2006年から2007年頃のFrida Giannini初期を象徴するデザインとして位置付けられます。
ローファーやクラシックなサボの要素を残しながら、女性らしい高さのあるヒールへ大胆に置き換えているため、GUCCIらしい伝統と官能性の両方を楽しみたい方には特に手に取っていただきたい逸品ですね。

スタイリングとしては、端正なスラックスや落ち感のあるロングスカート、ミニマルなドレスなどへ合わせることで、装飾性のある足元を自然に主役として取り入れていただけます。ジャケットやロングコートを用いた構築的な装いにも馴染みやすく、エレガントさの中へ程良く強さを加えたいMOODらしいスタイルにも非常に映える逸品と言えますね。
是非この機会に。