“Yves Saint Laurent” 00’s-10’s Y-Mail patent leather key case
1961年に創設され、モードの歴史を大きく更新する数々のスタイルとともに、日常の中へ洗練された遊び心を取り入れてきたYves Saint Laurentより、メゾンそのものへ宛てた郵便物を思わせるY-Mailデザインが印象的な逸品をご紹介致します。
艶やかなブラックのパテントレザーをキャンバスのように用い、フロントへ手書き風のブランド名とパリの住所、消印や切手を思わせるレリーフを配すことで、一枚の封筒そのものをコンパクトな革小物へ置き換えているこちらの逸品。

Y-Mailは2008年にStefano Pilatiのもとで登場したシリーズで、Yves Saint Laurentのパリにおける住所である7 avenue George Vを宛先として取り入れ、ファッションと郵便物という日常的なモチーフを結びつけた遊び心のあるデザインとして展開されました。
表面には細かな型押しを施したパテントレザーが用いられている為、ブラックで統一された端正な佇まいの中にも光を受けるたび豊かな表情が生まれ、金色で描かれた筆記体や郵便スタンプの意匠がより立体的に浮かび上がります。

内側は落ち着いたスムースレザーで構成され、ゴールドトーンのキーフックとリングを備えた実用的な仕様となっており、外装の装飾性とは対照的に非常に端正にまとめられている点も魅力ですね。

また、内装にはYVES SAINT LAURENT PARISの刻印が入り、華やかな外観だけでなく、日常的に手にする小さな革小物にまでメゾンとしての完成度が丁寧に表現されています。

年代については、Y-Mailが登場した2008年から、Stefano Pilatiがメゾンを率いた2012年頃までの個体と考えられ、Yves Saint Laurent名義で展開されていた時代ならではのグラフィカルで知的なユーモアを味わえる点にも付加価値があります。
バッグや財布ほど存在感を主張しない一方で、取り出した瞬間にデザインの背景まで楽しめる為、実用品としてヴィンテージを日常へ取り入れたい方や、Pilati期のYves Saint Laurentを象徴する小物を探されている方には特におすすめです。
スタイリングとしては、端正なレザーバッグやクラシックなハンドバッグへ合わせることで自然に馴染み、テーラードジャケットやロングコートを軸とした装いにも美しく溶け込みます。日常の所作にさりげなくメゾンの歴史と遊び心を添えられる、MOODとしても非常におすすめしたい逸品ですね。
是非この機会に。